自分をどう定義するか
こんにちは。一般社団法人日本紙バンドクラフト協会代表理事 村上秀美です。
かわいい紙バンド作品を“かんたん♪ シンプル”な編み方で作る方法をお伝えしています。
あなたは、自分で自分のことをどんなふうに定義していますか?
「私は初心者だから」「私はドジだから」「おっちょこちょいだから」。
そんなふうに、自分を決めつけてしまうことはありませんか?
自分のことを自分でどう定義するかって、とても大切なことだと思います。
言葉には力があり、その定義が無意識のうちに自分の行動や成長に影響を与えるからです。
今日は、「自分をどう定義するか」という視点から、紙バンドの学び方や、先生になる心構えについてお話しします。
受講生さんで、1年ぐらいレッスンに通っていても
「私、初心者だから」
と、言われる方がたまにいます。
1ヶ月に1回のレッスンなので、1ヶ月経つといろいろ忘れてるっていう意味もあるのかもしれません。
また、日本人には知らず知らずのうちに謙遜しちゃう文化があるので、謙遜されているのかもしれません。
でもね、トリリアムメソッド(R)アカデミーは基礎コースで約半年(6レッスン)、初級レッスンで約10レッスンあります。
たとえ謙遜で言っていたとしても、それだけレッスンを受けていて
「私は初心者だから」
というのは、向上心があまりないのか、その言葉に甘えているのか
なんじゃないのかなぁ、とわたしは感じます。
また、「私はドジだから」「おっちょこだから」「せっかちだから」など、こういう性格だから、そうなってしまう、とおっしゃる方もいらっしゃいます。
もちろん、趣味を楽しむためにレッスンを受けているのなら、それでもかまいません。
でも、紙バンドの先生を目指しているのなら、それはただの言い訳になってしまうんですよね。
「私はドジだから、この編み終わりかたをいつも間違えます。」
って、言っている先生に習いたいですか?
もちろん、人間なので間違えることはあります。
わたしもよく間違いをします。
なので、間違えることがいけないと言いたいのではありません。
自分のことを、「私はドジだから」「おっちょこだから」「せっかちだから」と定義づけして、それを都合のいい言い訳に使うのはどうなのかな、と思うんです。
ドジだと思っているのだったら、どうしたら間違わずに済むのかを考える。
せっかちだと思っているのだったら、どうしたら落ち着いてむきあえるのかと考える、もしくは意識して落ち着くようにする。
言い訳するのではなく、こう考えることのほうが大切だとわたしは思うんです。
わたしたちの行動は、使う言葉に大きな影響を受ける、とよくいわれます。
そして、わたしたちの人格は、普段の行動の積み重ねで作られるそうです。
つまり、わたしたちは【普段使っている言葉】によって、作られてくるということ。
紙バンドを上手に作れるだけでは、先生にはなれません。
「私は初心者だから」「私はドジだから」
こういう言葉は、時に自分の成長を止める“壁”になってしまうことがあります。
それでは、先生としてやっていくのは、難しいのではないのかな。
自分の性格を言い訳にするのではなく、むしろ成長のきっかけに変えていく。
そんな前向きな姿勢があれば、先生を目指す道も、きっともっと広がっていくはずです。
さてあなたは、自分のことをどう定義しますか?