心を整える しなやかな考え方
ハンドメイドの作家や講師として活動していくのに、一番大切なことってなんだと思いますか?
技術?
接客?
どちらも大切ですよね。
わたしはそれよりもっと大切なことがあると思います。
それは、マインドです。
先日、認定講師さん向けのグループコンサルでお話したことから一部お伝えしますね。
強いマインドというと、何があってもへこたれない、強い心や精神力のような感じで思われる方が多いと思いますが、わたしが思う強いマインドは少し違います。
わたしがハンドメイド活動をしていくのに必要だと思うマインドは、”しなやかな考え方”と”自分の本心に向き合えること”
”自分の本心に向き合えること”はこちらでお伝えしています。
【しなやかな考え方ができること】ってどういうことでしょうか?
できごとって、1つです。
例えば、Aさんに「今度、○○の勉強会があるから参加した方がいいよ」と、言われたとします。
その時に、あなたはどう受け止めますか?
- 勉強会に参加しろって言われたってことは、私、その部分がちゃんとできてないのかな?
- わざわざ教えてくれて、誘ってくれてありがたいな~
- 参加した方がいいよって、Aさん、ちょっと上からじゃない?
Aさんは、あなたのことを、できてないとも思っていなくて、ただただ親切に情報を教えてくれただけなのに”あなた”次第で受け止め方が変わりますよね。
そして受け止め方によって
- できてないのか~、ちょっと凹む・・・もっと勉強しよう
- わぁ~ Aさん親切な人だな~
- Aさん、ちょっと嫌な人だな。距離を置こう。
というふうに、その結果も変わってきます。
つまり、できごとは1つなのに、どこから見るかで見え方が変わります。
で、その見え方って、その人がこれまで生きてきた経験や思い込みから来ていることが多いんです。
例えば、一緒に働く人とお客さんの取り合いをするような環境にいた人は、競争する気持ちが多いので、仲間から言われたことを素直に受け取れない。
人間関係でゴタゴタした環境にいたり、自分のことを隠さなくてはいけない環境にいる人は、堂々としている人に対してコソコソ陰口を言いたくなる。
でも、今までそういう環境に自分が置かれたことがなく、まるい心でいられる環境にいた人は、仲間を信じ、思いやって一緒にがんばろうという気持ちになる。
今現在のわたしのあり方、考え方というのは、わたしが今まで生きてきた経験などから思い込んでいることです。
どんなふうに生きてきたか一人一人違うので、考え方、感じ方は一人一人違うように思いこんでいて当たり前なんです。
その一人一人違うということがしっかりと腑に落ちると、”そういう考え方、見かたもあるよね”って受け入れられるようになります。
そんなふうに、他人を認められるようになると、自分も認められるようになります。
逆に自分のことを認められる人は、他人を尊重できる(認められる)んです。
そのために必要なのが、しなやかな考え方。
- ○○○○してはならない
- ~~~~しなければいけない(せねばならない)
こんなふうに、固くてびくともしない鉄のような心では、強いマインドとは逆になってしまいます。
きっと、周りからのアドバイスも、耳には入るけど心までは入っていかないですよね。
【心を整える 自分の本当の気持ちは?】でお伝えした”心が揺れても、また自分の心地いいところに返ってこれること”のためにも、しなやかな、やわらかい考え方って大切です。
自分の本当の気持ち、大切なことを大切にして、しがみついたり固執することなく、しなやかな考え方で軽やかに生きていけると、ハンドメイド活動もうまくいくとわたしは考えています。
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