仕上がりを左右する“ほんのひと工夫”
こんにちは。一般社団法人日本紙バンドクラフト協会代表理事 村上秀美です。
かわいい紙バンド作品を“かんたん♪ シンプル”な編み方で作る方法をお伝えしています。
トリリアムメソッド(R)アカデミー上級最後の課題作品のかごバッグを作る過程では
- ゆるく立ち上げる方法
- 緩やかに広げながら編む方法
- よろい編み
など、新しいことも習います。

それと同時に
- 追いかけ編みのはじめ方
- 3本縄編みのはじめ方や終わり方
など、今まで習ってきたこと、よく使う編み方の復習部分もたくさん含まれます。
受講生さん達もこの課題に進むころには、さまざまな技術をマスターしているので
「3本縄編みで編んでくださいね。」
「とめてくださいね。」
など、伝えるだけで、すんなりとやってくれます。
逆に、この時点でそういうことができないとなると、認定講師になることは難しいかもしれません。
自分ができることを、わかりやすく人にお伝えするのも難しいのに、自分の中で理解できていない、マスターしていないことを伝えるなんて、できないですもんね。

受講生さんご自身で考えてやってもらった後で、わたしがチェックさせてもらいます。
上の写真のようになってたら、やり直し案件(笑)
最初と最後はココ!って明らかにわかりますよね。
トリリアムメソッド(R)アカデミーでは、できるだけ最初と最後がわからないように始末の方法を工夫しています。
それは、3本縄編みに限ったことではなく、編み方や縁飾りもそうです。
本当に少しのことで、最初と最後がわかりにくくなります。

【きれいに作るコツ】【上手に作るポイント】と聞くと、魔法のような方法があると思われがちです。
でも、実際はそうではなくって
- ちょっとだけバンドを短くしたり、逆に長くしたり
- バンドをボンドで貼る位置に気をつけたり
- 編み始めと編み終わりを工夫したり
- 丁寧に作業したり
と、ちょっとしたことにきちんと気を配れるか、理にかなったやり方をしているか、なんです。
本当にちょっとしたことですが、それを知っているのか知らないかで、できあがりに大きな差が出ます。
そういうところは、何度も繰り返しお伝えしています。