見守ることも大切
こんにちは。一般社団法人日本紙バンドクラフト協会代表理事 村上秀美です。
かわいい紙バンド作品を“かんたん♪ シンプル”な編み方で作る方法をお伝えしています。
アカデミーのレッスンでも、フリーレッスンでも、レッスン中、できるだけ受講生さん達をお待たせしないように心がけています。
様子を見ていて、今の手順が終わりそうだな、と思ったら、次をお伝えする準備をします。
受講生さんが多い時、タイミングが重なってしまった時などで、少しお待たせしてしまうこともありますが・・・。
かといって、あれこれ言い過ぎないように気をつけています。
例えば、側面を編んでいて、少し内側に入ってつぼまりかけてるな~、と思っても、あえて、何も言いません。
でもそうすると、たいてい受講生さんから
「ここ、変ですよねぇ・・・」
「中に、はいっちゃってますよねぇ・・・」
と、声がかかります。
そんなふうに、自分で気づいてもらえることが大切だと思っています。
もちろん、気づかずそのまま編みすすめていかれる方には、頃合いを見て、ちゃんと声をかけますよ^^
編んでる途中で、ふと手が止まってる方もいます。
「なんかおかしいな」
「あれ?どうだっけ?」
手は止まっていますが、きっと頭の中はフル回転。
なので、そういう方にも声はかけません。
しばらく見ていると、ご自身で解決してまた再開されます。
もちろん、この場合もある程度の時間を見て、ご自身での解決が難しそうな時は、「どうしたの?」と、声をかけます。
また、追いかけ編みなど、その方のリズムで調子よく編めている時は、あえて途中ではきれいに作るコツなどもお伝えしません。
途中で話しかけるとリズムが変わってしまうし、余分な知識を意識してしまうからです。
遠くからそっと見守ります。
それから、わたしに聞いていないと感じる時は、あえてわたしからは何も言いません。
大きい独り言(笑)とか
受講生さんにやり方を聞いて教えてもらってるとか
わたしに聞きたいわけではないってことですもんね。
「先生だから、あれもこれも伝えなきゃ」と思いがちです。
でも、うまくいかないことを経験することで受講生さん自身で気づくこともあります。
この記事↓ でもお伝えしましたが
実際に自分がやってみることで、言葉で伝えられたことが腑に落ちて理解できる、と言うこともあります。
それに、10こ言われても、実際にできるのは1こ、ということありませんか?
先回りして失敗しないようにすることだけでなく、見守ることも大切ではないのかな、とわたしは思います。