センスは生き方 エコクラフトバンドで素敵なかごやバッグを作るために
先日、あるクローズドの場でエコクラフトバンド作品について話すことがあり、その時に、「センス」という言葉を使いました。
作品を作りながら、もっとセンス良く作りたいな~
本にエコクラフトバンドの作り方を載せている作家さんのような素敵なオリジナル作品は、どうしたら作れるんだろう?
なんて、思ったことありませんか?
では、そもそもセンスって何なのでしょうか?
ネット検索すると
- 物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。
- 判断力。思慮。良識。
とありました。
Wikipediaでは英語で五感の意味。転じて、美的感覚や感性のこと。才能と似た意味である。と書いてありました。
同じものを見ても、見え方や感じることは千差万別です。その感じ方や、感度のことなのかな、と思います。
わたしのすごく個人的な意見をお話しますね。
わたしは、センスってその人の生き方だと思っています。
その人そのものがあらわれるもの。
だから考え方がごちゃごちゃしてる人の作品は、ごちゃごちゃしていて、シンプルに物事を考えられる人の作品はシンプル。
私ってこんなにすごい技を知ってるのよ~!すごいでしょ~!って言いたい人の作品は、これでもか、これでもかって、いろいろな編み方がごちゃ混ぜにしてあって一見にして「どうだ!すごいでしょ!」っていう主張がすごいです。
心が美しい人の作品からは凛とした美しさが伝わってきます。
今までどんなものを見てきて、どんな考え方をしていて、何を大切にして生きているのか。
そんな、その方の内面が作品となって、表に出てくるのではないのかな、と思っています。
だからきっと、センスがいいと言われる方というのは、良いものを見て、良いものを使い、心を磨いているのではないのでしょうか?
以前、オリジナル作品を作る時に悩んでいることをお伺いした時に「私らしい作品が作れません。」「完成した作品はどれも私らしくないんです。」と言われた方がいらっしゃいました。
わたしはこの言葉を聞いた時に、すごく違和感を感じました。
「私らしい」ってなんでしょう?
自分で考えて作った作品が、その人そのものではないんでしょうか?
もし、それを否定するのだとしたら自分を否定していることになってしまいます。
そして、素晴らしい作品を作れるにも関わらず、自分のオリジナル作品に自信を持てない、という方もいらっしゃいます。
そういう方は、自己肯定感が低い方が多いです。
自分に自信が持てないから、自分が考えた作品に自信が持てないんですね。
センスが良くなりたい、センスのいい作品を作りたい、と思ったら、自分の内面を磨くことが必要だと思います。
より、向上しようと思う前向きな気持ちはとても大切です。
でも、それと同時に、自分のセンスを否定するのではなく、今、自分にあるものを大切にすること、自分そのものを大切にすることもとても重要なことだと思います。
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