エコクラフトバンドの講師としてお教室を運営していくのに必要なこと 1

先日、ある認定講師さんと話をしていて、ドタキャンの話になりました。

体調不良でのドタキャン・・・それは仕方のないことだと思います。

でも、もし自分が紙バンドの講師になりたいと思って、レッスンを受けているのなら、レッスンをドタキャンするということは、どういうことかということも考えたほうがいいし

体調管理も、講師の仕事の一部であるとわたしは考えます。

そんなことから、紙バンド講師になって、教室を運営していくのに必要なことはどんなことなのか、をお伝えしていこうと思います。

作品のクオリティが低いなど技術的な問題はクリアできているという前提でお話しします。

技術がなくてももちろんレッスンをすることは可能ですが、教えることでお代をいただく講師という仕事をするのなら、最低限の技術は身につけておく必要があるとわたしは考えます。

その1:自分で調べる、考える力

自分で調べてみる、考えてみる、これができない方が結構多いです。

調べればわかることを簡単に教えて、という方です。

逆に、講師として活躍している方は、調べたり探したりすればわかることを安易に聞いてきません。

自分で調べてみます、と言われます。

漠然としていてわかりにくいかもしれないの、例をあげると・・・

トリリアムメソッド(R)アカデミーの受講料等は、このHPに書いてあります。

それを見て、ご用意してくださる方がほとんどです。

でも、調べることもせず、教えてください、という方がいらっしゃいます。

わたしも、記憶をしているわけではないので、みなさんがされるのと同じようにHPを見てお伝えします。

自分でやればいいことを、人にやってもらっている、ということが意識できていないと、こういう行動になりがちです。

自分で調べられない、考えられないこととお教室を運営していくこととの関係

自分で調べずに、安易に人に聞いてしまうことは、その人の時間を奪うことにもなりますが、教室を運営していくという側面で見たときには、もっと大切なことがあります。

お教室を運営していくということは、全て自分で考えて動いていかなければなりません。

どこでレッスンをしようか、どんな作品を作ろうか、生徒さんに理解してもらえるような説明の仕方は?など、全部自分で考えて決めることです。

誰かが代わりにやってくれることはないのです。

自分で考える能力や、調べる能力は色々経験することでだんだん育っていくとわたしは考えます。

「そう言えばこの前、ああやったらうまくいったな。」
「前回、うまくいかなかったから今度は違うやり方を試してみよう。」

こういうことの小さな繰り返しがだんだん積み重なって、色々なことがスムーズに運ぶようになります。

“いつもやり方がわからない”、“何をやってもうまくいかない”
という方は、自分で考えたり調べたりすることを普段からしていないのかもしれません。

また、自分でやっているつもりなのにうまくいかないという方は、さらっと軽くやっているだけでしっかり深くまでやっていないので、積み重ねが足りないのかもしれません。

人に聞いてしまえば、自分の労力を使わずにすぐに答えが得られます。

でも、簡単に得られたものは、後には残りません。

試験勉強で考えるとすぐわかりますよね。

答えだけ教えてもらってそれを覚えても、何も身につかないのと同じです。

どうしたら自分で調べる力、考える力がつくのでしょうか?

これは、普段からの習慣だと思います。

どこかへ電車で行こうと思ったら、電車の時間などを調べますよね?

それと一緒です。

  • 〇〇ってどういう意味?
  • お店の営業時間は?
  • こうしたい時はどうしたらいい?

子供の頃からスマホがある世代は、まず自分でスマホで調べます。

それが普通のことになっているんですね。

これってなんだろう?
どうやったらいいのかな?

と思ったら、人に聞く前にまずは調べてみる。

これを習慣化することで、調べる力、考える力は自然とついてきます。

自分でがんばりすぎる方に注意してもらいたいこと

こういう話をすると、がんばりすぎる方は“人に聞くことはいけないことだ”と勘違いしてしまう方がいらっしゃいます。

が!それは違います。

全部自分で抱え込まずに人に頼ることも必要です。

まずは、自分でやってみる、考えてみる。

その上で、わからないことはわかる人に聞けばいいのです。

「ここまで自分で調べたんだけど、わからなかった。」

「自分で考えてみて、ここまではこうなったんだけど、その先がわからないから教えてほしい。」

そうすることで、調べ方考え方を学ぶことができ、次に同じようなことがあった場合は自分の力で解決できるようになります。

紙バンドの講師としてお教室を運営していくのに必要なことをシリーズでお伝えしています。

その2:本質を忘れないこと