クラフトバンド作品にニスは塗った方がいい?おすすめは?
プレミアム動画レッスン受講中の方から
「先生は、作品を仕上げる時に、水をかけたり、ニスをかけたりしますか?それともそのままですか?」
「クラフトバンド作品に塗るおすすめのニスはありますか?」
と、ご質問いただきました。
わたしがどうしているのか、と、おすすめのニスについてお伝えしますね。
クラフトバンド作品に塗るニスって、どんな種類があるの?
クラフトバンド作品の仕上げに塗るニスは、ハマナカ(株)さんがエコクラフト(R)用に出しているニスから、ホームセンターなどで手に入るニスまで、様々な種類があります。
- 水性、油性、フッ素系、アクリル系、シリコン系など、素材の違い
- 刷毛で塗るタイプか、スプレーするタイプか
- 臭いがきついもの、少ないもの
- マットに仕上がるのか、ツヤツヤの光沢が出るのか
- 色がつくもの、無色のもの
- UVカットや、撥水などの機能
ざっと書き出しただけでも、こんなに違いがあります。
そして、メーカーもいろいろあるので、どれを選んだらいのか迷ってしまいますね。
どうしてラフトバンド作品にニスを塗るの?
では、どうしてクラフトバンド作品の仕上げにニスを塗るのでしょうか?
エコクラフト(R)を販売しているハマナカ(株)さんのニスのページには、こんな風に書いてありました。
乾けば、艶やかな光沢が出ます。
ハマナカ商店HPより
表面を保護し、より丈夫に、耐水性も増します。
また、紙バンドを販売している会社の方から
「紺色系は、色落ちしやすいからニスを塗ったほうがいいです。」
という話を聞いたこともあります。
クラフトバンド作品の仕上げにニスを塗るのは
- 表面を保護して、より丈夫に、水にも強くするため
- ツヤを出すため
- 日焼けによる色落ちを防ぐ
このような理由があるようです。
クラフトバンド作品に塗るニスのオススメはこれ!
結論から言ってしまうと、クラフトバンド作品に塗る場合のわたしオススメのニスは、ハマナカさんの水性アクリルニス。
ハマナカ(株)さんの水性アクリルニスをオススメする理由
クラフトバンド作品に塗ってもムラにならないニス
このハマナカ(株)さんの水性アクリルニスは、わたしのような、大雑把で不器用な人が塗ってもムラになりません。
実は、ニスによっては、塗り方によって、ムラになってしまうものもあるんです。
販売されているすべてのニスを試したわけではないのですが、刷毛で塗るタイプのニスは、少し濃いものからサラサラしたものまで、様々。
なので、塗り方にコツが必要なものもあるようです。
わたしが以前クラフトバンド作品にニスを塗った時にした失敗
クラフトバンドを始めて3、4年経った頃だったでしょうか。
作品を販売しようと思って、すごく時間をかけて丁寧にバッグを作りました。
いつもはハマナカさんのニスを使うのに、たまたまその時は浮気して、違うものを使ったら、見事にムラになってしまいました。
時間をかけて作ったお気に入りのバッグが、「やった〜!完成した〜!」と思ったのに、最後の最後に、ニスを塗るのに失敗して残念なできあがりになってしまったなんて、悲しくてしょうがありません。
自分のものだったら、隠して使うこともでますが、販売しようと思っていたり、頼まれたものだったとしたら・・・
がっかりしてしまいますよね。
以前わたしは、こんな悲しい思いをしたんです。
それから、もう絶対にハマナカさんのニス以外は使わない!と心に決めました^^
こんな失敗があったので、ニスを塗るのだったら、ハマナカさんのニスをお勧めしています。
「先生は、クラフトバンド作品にニスなどをかけていますか?」の答え
ここまで、オススメのニスなどをお伝えしてきましたが、最初に紹介したプレミアム動画レッスン受講生さんからのご質問
「先生は、作品を仕上げる時に、水をかけたり、ニスをかけたりしますか?それともそのままですか?」
にお答えします。
実はわたしは、何もかけていません。そのままです。
以前は、バッグなどにはニスをかけていました。
クラフトバンドを教えてもらった時に「仕上げにニスを塗ったほうがいいよ」と、教えてもらったり、本にも「仕上げにニスを塗るといい」と書いてあったので
何の疑問も持たず、塗るものだと思っていました。
でも今は、何もしていません。
その理由は、15年以上クラフトバンド作品を作り、使ってきてあまり必要性を感じなくなったから。
先ほど書いたように、退色を防ぐ、撥水する、作品を長持ちさせるなど、ニスにはいろいろな役目があると言われています。
でも、退色は、ニスを塗ったほうが防げるのかもしれませんが、色による(青系や濃い色はそれでも退色しやすい)と感じます。
雨に少し濡れたとしても、型崩れしてしまうこともないし、さっと拭けば元どおりです。
布のバッグは丸洗いするかもしれませんが、市販のいろいろな素材のバッグでも、水にどっぷりつけるということはないと思います。
クラフトバンドで作ったバッグも同じで、わざわざ水にどっぷりつけることもないですよね。
なので、撥水させる必要もあまり感じません。
また、作品が長持ちしないのは、どちらかといえば作り方に関わっていると思います。
わたしは約5kgの荷物が入ったお道具かごをレッスンのたびに持ち歩いていますが、10年は普通に使えました。
しっかりと作れば、ニスを塗らなくても長持ちします。
こんな理由で、現在はクラフトバンド作品にはニスを塗らずに使っています。
クラフトバンド作品に、ニスを塗ったほうがいいのか?塗らなくてもいいのか?
わたしは、ニスなどを塗らずに使っていますが、「ニスを塗ったほうがいい」と書いてあったりする本などもありますよね。
そしてよく、「ニスを塗ったほうがいいですか?」とも聞かれます。
どちらが正解ということではないので、わたしは、どちらでもいいと思います。
ニスをぬると、多少風合いなども変わります。
わたしがニスを塗らない理由の1つには、紙バンドの素材そのものの感じが好きなこともあります。
どんな風に仕上げたいか(かっちりしたいのか、風合いを残したいのか)、で選ばれるのもいいのではないでしょうか?
クラフトバンド作品にニスを塗ることに悩まれている方のお役に立てるとうれしいです。
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“クラフトバンド作品にニスは塗った方がいい?おすすめは?”へ2件のコメント
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仕上げにニスを塗ったら、黒っぽく所々なってしまいました。
ボンドがついていたのかもしれませんが、どんな場合にこうなってしまうのでしょう?
Kumikoさん
コメントありがとうございます。
実物を見ていないので、ハッキリとは言えませんが
ニスの成分が何かに反応してしまったんだと思います。
塗った時は良くても、ニスが乾いてから、出てくることもあります。
ほとんど、お役に立てず、申し訳ありません。