「私、実は上手だったんだ(笑)」紙バンド初心者さんにこそ知ってほしい、素材選びで仕上がりが変わる話

こんにちは。
一般社団法人日本紙バンドクラフト協会代表理事 村上秀美です。
かわいい紙バンド作品を“かんたん♪ シンプル”な編み方で作る方法をお伝えしています。
以前、トリリアムメソッド(R)アカデミーの受講生Aさんとお話ししていたときのこと。
Aさんが、こんなことを教えてくれました。
「先生、実は私…… 今まで持っていた紙バンド、全部捨てちゃったんです」
えーっ!全部ですか!?と、わたしも思わず驚いてしまいました(笑)
Aさんは作家活動もしていたので、アカデミーに入られる前、ネットでまとめ買いした紙バンドをたくさんストックされていたんです。
でも、なぜその大切な材料を、捨ててまで整理しようと思ったのか。
その理由を聞いて、わたしは納得してしまいました。

Aさんは今まで、あるネットショップでクラフトバンドを購入していたそうです。
値段的にも手頃だったので、他のお店と比較することなく、何の疑いもなく、 ずっとそのお店で購入をしていました。
ところが、アカデミーに体験レッスンに来てくださって、使った紙バンドがしっかりしていることや、できた作品がかっちりとしたものだったことに驚きました。
そこで、わたしに
「この紙バンド、どこで購入しているんですか?」
と、聞かれました。
なので、わたしは自分が購入しているお店をお伝えしました。
その後、レッスンに来てくださった時に、冒頭の「全部捨てちゃった」発言。
「これを持っていても、上達の邪魔になるだけだと思って、思い切って処分したんです。」
これ、実は紙バンドを始めたばかりの方に、ぜひ知っておいてほしい真実なんです。
安いバンドがあなたの「上達」を邪魔する正体
よく
「私は不器用だから、高い材料を使うのはもったいない。」
「始めたばかりだから、まずは100均や安いバンドで練習して、上手になってから良いものを買おう。」
とおっしゃる方がいます。
そのお気持ち、すっごくよくわかります。
失敗するともったいないから、できるだけ安く済ませたいって思いますよね。
でもね、実はこれが上達を遅らせる最大の原因になってしまうことがあるんです。

たとえば、格安のバンドって、裂くときにボロボロと毛羽立ってしまいませんか?
そのボサボサになったバンドでどれだけ丁寧に編んでも、作品自体がきれいには見えません。
さらに、素材自体が柔らかいと、一生懸命作っても、完成作品がふにゃふにゃしてなんだか心もとない感じ。
これでは、どんなに編み方を練習しても、納得のいく形にはなりません。
これって例えるなら、どれだけ料理の腕がある人でも、肝心の「お魚(素材)」が新鮮でなかったり、質が良くなかったりしたら、美味しいお刺身は作れないのと同じこと。
どんなにがんばって調理しても、素材そのものが良くなければ、本当の美味しさは引き出せませんよね。

ましてや、これから技術を身につけようという初心者さんなら、なおさらです。
- 縦ひもがまっすぐにならない
- カゴの形が歪んでしまう
- 何度やっても見本みたいにしっかりしない
そうやって悩んでいる方の多くが、自分が下手だからだと自分を責めてしまいます。
でも、その原因があなたの腕ではなく、素材にあるとしたら?
良い素材がくれるのは「作品」ではなく「自信」です
別の受講生Bさんもこんなことを話してくださいました。
アカデミーのレッスンでカゴを作った後、復習で、以前から持っていた安価なバンドで同じものを作ってみたそうです。
ところが、出来上がったのは、レッスンで作ったものとは似ても似つかない、ふにゃふにゃのカゴでした。
Bさんは
「やはり、いい材料を使うことも大切ですね。」
と、おっしゃっていました。

わたしが、質の良い素材をお勧めするのは、受講生さんに
「あ、私、きれいに作れるんだ!」
という感動を最短で味わってほしいからです。
もちろん、紙バンドの経験が長くなれば、技術も身についてくるので、柔らかい素材でもある程度編める様にはなります。
でも、しっかりとした良い素材を使うと、驚くほどスッと形が決まります。
割いてもぼそぼそにならないし、縦ひもがまっすぐに立つから編みやすい。
すると、不思議なことに
「私、上手になったかも!」
という感覚になれるんです。
この、できた!という成功体験こそが、何よりの上達の薬です。
きれいにできるから楽しくなる。
楽しいから、もっと作りたくなる。
このポジティブなループに入ることが、紙バンドを楽しみながら上達する一番の近道なんですよね。

もし今、あなたが
「うまくできない」
「自分には向いてないのかな……」
「所詮紙だから、ふにゃふにゃな出来上がりでもしょうがないよね。」
と落ち込んでいるなら、一度、使っているバンドを疑ってみてください。
自分を助けてくれる、質の良い素材を手に取ってみてください。
不器用だと思い込んで悩んでいる時間は、本当にもったいないです。
素材に甘えて、道具に助けてもらって、まずは、きれいに作れる喜びを自分にプレゼントしてあげましょう。
「紙バンドって、こんなに楽しかったんだ!」と感じていただけるんじゃないのかな。
素材が違うだけで、そんなに違うの?と思った方は、まずは体験レッスンで違いを実感してみませんか?







