上手くできない原因、自分で決めつけていませんか?

こんにちは。
一般社団法人日本紙バンドクラフト協会代表理事 村上秀美です。
かわいい紙バンド作品を“かんたん♪ シンプル”な編み方で作る方法をお伝えしています。
先日、インストラクターコース中級の受講生さんから

最初の段がゆるくなってしまいましたが直し方ありますか?
と、ご質問をいただきました。
その時に、写真も一緒に送っていただきました。

確かに、下の方(白い矢印のあたり)は、上の方(ピンクの矢印のあたり)より余裕がある=ゆるんでいるように見えます。

でもわたしは、このいただいた写真だけで、「こうすればゆるみが直りますよ」とお伝えしないほうがいいな、と判断しました。
というのも、のべ1.5万人以上の受講生さんと関わってきた経験から、ぱっと見は、緩くなってしまったように見えても、実際は編み方がゆるいわけではなく、【本当の原因は別のところにある】というケースを何度も見てきたからです。
そこで、全体の様子がわかる写真をいくつか送っていただきました。



(受講生さんにとっていただいた写真なので、必ずしも同じ面で再現されているわけではないかもしれないですが・・・)
見せていただいた写真の中での判断になるので、もしかしたらもっと別のところにも原因があるのかもしれませんが
- 最初の段がゆるい訳ではなく、どちらかといえば、他のところを少しきつく編んでしまった。(写真の角度の問題もあるかも)
- さしひもの間隔が均等ではない。
こんなところが、「ゆるくなってしまった」と、受講生さんが感じた原因ではないのかな、と感じました。
それを、受講生さんにお伺いしてみると
「さし紐が等間隔になっていなかったので、ほどいて最初からやり直して見ます。」
と、お返事をいただきました。

今回のインストラクターコースの受講生さんは
「最初の段がゆるくなってしまったから、直し方を教えてほしい。」
と感じて、わたしに質問してくださいました。
つまり、この時点ではご自身で
「最初の段がゆるんでいる。うまくできない原因は、このゆるみにある。」
と判断されていたんですね。
でも、送っていただいた写真をわたしが見ていくと、「編み方がゆるいこと」が原因ではなく、別のところに原因がありそうだと感じました。
そこで、そのことをお伝えしたことで
「自分が原因だと思っていたところとは違ったんだ」
と気づいていただくことができました。
でも、わたしに質問せず、ご自身だけで判断していたら
「最初の段がゆるいから、ここを直せばいいんだ」
と思って、その部分だけを直そうとしていたかもしれません。
そうすると、本当の原因には気づかないまま、また同じところでつまずいてしまうことになりかねません。
今回のように、自分では「ここが原因だ」と思っていても、実際には別のところにつまずきの原因があることがあります。

本や Youtube、市販のキットなどを見ながら作っていると、うまくできなかった時に「なぜできなかったのか」も自分で判断することになります。
ご自身では
「ここがゆるんでいるから上手にできないんだ。
だからこのゆるみを直せばいいんだ。」
と思っても、それが正しい判断とは限らないんですよね。
そしてもし、その判断が違っていたとしても、判断するのは自分なので、気づけないんです。
何年も続けているのに、なかなか上手にならないという方は、作り方を知らないから上手にならないというよりも
「自己判断で原因を決めて、自己判断で直している」
ことが、なかなか上達につながらない理由になっている場合もあるんです。
よかれと思ってやったことが、かえって上達を遠ざけてしまうのは、本当にもったいないことですよね。
「どこにつまずきの本当の理由があるのか」は、自分ではなかなか気づけないものです。
だからこそ、正しい視点で見てもらえる環境や、「きちんと習うこと」が必要なのだと、わたしは感じています。
習うことまでしようとは思わないけど
「私の作品って、どうしてこうなっちゃうんだろう?どこがいけないんだろう?」
と、知りたい方は、作品を送っていただいてアドバイスをさせていただいています。
毎月先着3名さままでなので、よかったら相談してみてくださいね。

