エコクラフト手芸、かごが編みにくいのは
本を見て紙バンド(クラフトバンド)でかごバッグを編んでみたり、どこかで教えてもらったりした時に
「なんだか編みにくいな。」
「エコクラフト手芸ってこんなに作りにくいものなの?」
なんて思ったことはありませんか?
わたしは雑巾を縫おうとしたら、糸がぐちゃぐちゃに絡まってしまって縫えないほどの不器用です。
それでも、エコクラフト手芸は、できたんです。
編みにくいなんて、全く思わず、ただただ楽しくって、気づいたらエコクラフト手芸に出会ってもう15年が経とうとしています。
では、エコクラフト手芸をやってみたけど、やりづらい、編みにくい、楽しくない、と思う方は、わたしより不器用なんでしょうか?
実はそうではありません。
ちゃんと、他の理由があるんです。
せっかく紙バンド(クラフトバンド)を始めようと思っても、編み難くてうまくできず、「あーやっぱり私って不器用なんだ。」「何をやってもダメだ…」とならない為に、今回は、その理由はをお伝えします。
編みづらいのは、不器用さが原因ではないですから、安心してくださいね!
紙バンド(クラフトバンド )が編みづらい理由は、これ!
編みづらい一番の理由は、レシピです
レシピというのは
①横ひも12本どり45cm×3本
②たてひも12本どり45cm×3本
のような、材料のカットサイズです。
かごやバッグを作る時の設計図と言ってもいいでしょう。
それが原因であみ難くなっていることがあります。
編みにくいレシピ その1:立ち上げた時の編みひも同士の間隔が狭い
エコクラフト手芸でかごやバッグを作る時は、たいてい縦に立っているバンドの間を編みひもで編んでいきます。
そのため、この編みひもが通るのに充分なスペースが必要です。
スペースが少なくても、通すのは通せますが、編んだバンドが落ち着かず浮いてきてしまいます。
浮いてきてしまうと次の段(上の段)を編む時に編みづらいです。
通常のレシピですと、編んだバンドが浮いてきても、途中を洗濯バサミで挟んで止めたり、ご自身で下へおさえれば、落ち着きますので、そんなに編みづらいということはないはずです。
もし
- 下へ向かっておさえてもすぐに浮いてきてしまう
- 下側につまらない
こんなふうに、編みづらいな、と感じたらレシピがよくない可能性があります。
目安は、縦に立っているバンドと、バンド同士の間の隙間が同じ、もしくは隙間の方が少し広いぐらい。
上の写真で見ると、縦に通っている黒っぽいバンドとその隙間では、隙間の方が広くなっています。
また、横に通っているブルーのバンドと隙間は同じです。
このようであれば、編みながら洗濯ばさみでとめていけば、編みにくいと感じることはほとんどありません。
縦に通っているバンドも、横に通っているバンドも、隙間の方が狭いと、浮いてきてしまって編みにくいので気をつけてください。
編みにくいレシピ その2:立ち上がっているバンドが細い
立ち上がっているバンドが細いと編みにくくなります。
また、細いと言っても、3種類のケースがあります。
まず1つ目は、立ち上がっているバンドも編むバンドも全部が細い場合
縦になるひものカットサイズが4本どり、編みひもが2本や3本どりというような場合、これは中級者〜上級者向けの作品になります。
縦ひもが細いものは、きれいに立った状態を保つことが難しいので、自然と編みづらくなります。
多くのエコクラフト手芸の本にでているかごやバッグの作り方では、
- 横ひも 8本どり 35cm×5本
- 横ひも 10本どり 15cm×4本
- 縦ひも 8本どり 28cm×7本
のようなカットサイズが書いてあります。
この ○本どりの部分が、小さな数字だと細く、編みにくくなります。
初心者さんには、10本か12本のものがおすすめです。
もう1つは、編みひもと比べて、縦ひもが細い場合
1つ目の理由のように、縦ひもも編みひもも、全部が細めだと、中級者〜上級者向けというのがすぐにわかるのですが、今回の【編みひもと比べて、縦ひもが細い場合】は、編みひもが太めなので、一見、初心者さん向けに感じてしまうので注意が必要です。
以前SNSで、ある団体の認定講師さんが作品の写真と一緒に「編みひもを詰めても、洗濯ばさみでとめても浮き上がってきてしまう。」と書かれていたことがありました。
その作品が、このパターンで、編みひもが12本どり、縦ひもが6本どりでした。
これはわたしの作品ですが縦ひもが6本どりで、編みひもが12本どりになっています。
わたしは講師歴13年ですが、こういうレシピの作品はとても作りにくく感じます。
こちらもわたしの作品です。
ぱっと見、かわいいので作りたいとおっしゃられる方が多いのですが、作ってみると思っている以上に編みづらく感じられる方が多いです。
こういう編みひもに比べて、縦ひもが細い作品はデザイン性は良いので、編み慣れた人が、作りにくいのを承知の上で作られるのが良いと思います。
逆に初心者さんが、編みひもが太いバンドなので簡単そうな印象とぱっと見のデザイン性で作られるのはおすすめしません。
最後に、縦ひもが細めで、輪編みであむ場合
縦ひもは、太めの方が編みやすいですのですが、どうしてもどっしりとした印象になってしまいます。
それを避けるために、縦ひもを細めにするのですが、それに加えて編みひもを輪編みにしてしまうと編みにくくなります。
というのも、輪編みであむためには、1段1段のり付けしたところがあるのでそれを縦ひもに隠さなければなりません。
縦ひもが細いと、隠すためのスペースが狭いことになります。
そのため、のりづけした継ぎ目がすぐ出てきてしまい、編みにくく感じます。
紙バンド(クラフトバンド )が編みにくい理由は、レシピでした
エコクラフト手芸初心者さんが、いきなり編みづらいレシピの作品で紙バンド(クラフトバンド )を始めてしまうと、思ったより編みづらく挫折してしまう可能性があります。
初めは、縦ひも、編みひもが太く、隙間が程よくあいているレシピの作品から作っていただけると、エコクラフト手芸の楽しさを感じていただけるのではないでしょうか?
トリリアムメソッド®️認定講師のお教室では、どなたでもかわいく作っていただけるレシピで体験レッスンを開催しています。
「本やYouTubeを見てもうまくできない」、「自己流でもっといいやり方がないのかな、と思っている」という方は、一度体験レッスンを受けてみてくださいね^^
きっと、エコクラフト手芸の印象が変わりますよ^^
トリリアムメソッド®️認定講師一覧はこちらからご覧ください。