エコクラフトバンドの講師としてお教室を運営していくのに必要なこと 3
先日、ある認定講師さんと話をしていて、ドタキャンの話になりました。
体調不良でのドタキャン・・・それは仕方のないことだと思います。
でも、もし自分が紙バンドの講師になりたいと思って、レッスンを受けているのなら、レッスンをドタキャンするということは、どういうことかということも考えたほうがいいし
体調管理も、講師の仕事の一部であるとわたしは考えます。
そんなことから、紙バンド講師になって、教室を運営していくのに必要なことはどんなことなのか、をお伝えしていこうと思います。
作品のクオリティが低いなど技術的な問題はクリアできているという前提でお話しします。
技術がなくてももちろんレッスンをすることは可能ですが、教えることでお代をいただく講師という仕事をするのなら、最低限の技術は身につけておく必要があるとわたしは考えます。
その3:一人一人に寄り添う気持ち
紙バンド教室を開いて、レッスンをするということは、先生になるということです。
紙バンドを教える仕事をしている人の中には、この「先生」という言葉を、ちょっと勘違いしているのではないのかなという人がいるという話を聞くことがあります。
つまり、「先生」だから偉いみたいに思っている人がほんの一部ですが、いるようです。
エコクラフトバンド講師の仕事は・・・
わたしは、エコクラフトバンドの講師の仕事は、どちらかというと接客業に近いと感じています。
来てくださる受講生の方、お一人お一人に向き合い、その方その方の立場に立って考えることが必要だからです。
ちょっとした一手間が安心に繋がります
先日、ネット上のあるハンドメイドマーケットサイトで買い物をしました。
説明文の中に、「少し小さめサイズもありますので、ご希望の方はおしらせください。」と書いてありました。
なのでわたしは、通常サイズと小さめサイズの2つを注文しようと思いました。
でも、注文ボタンは1つだし、どこにそれを書けばいいのかもわかりませんでした。
そのまま注文画面まで進み、最後に備考欄があったのでそこへ
“通常サイズと小さめサイズ 1つづつお願いします。”
と記入しました。
多分、それで注文はできていると思っていますが、わたしとしてはその書き方でいいのか、伝わるのか、少し不安が残ります。
ハンドメイドマーケットのサイトだったので、作り手さんからメッセージが来ました。
“この度はご購入有難うございます。発送まで暫くお待ちください。”
お忙しいんだと思います。
通常サイズと小さめサイズの2枚ということも、作り手さんとしては了解済みだとは思います。
でもやっぱりわたしの不安は残っています。
せっかくメッセージを送るのなら、備考欄を読んでそれに対すること、例えば
「通常サイズと小さめサイズ1つづつですね。」
こんな一言を入れてもらえたら、購入する側は安心できるのではないのかな、と思います。
一人一人に別のメッセージを送るというのは、面倒なことでもあるので、この作り手さんのお気持ちもとてもよくわかります。
でも、イレギュラーなものに対してのみでも、一言付け足せば、それだけで購入側の安心につながるとともに、作り手さんへの信頼にもつながります。
質問に対しての答え方が1つしかない
以前、郵便局でわからないことがあったので質問をしました。
窓口の方は、パンフレットを出して、丁寧に説明をしてくださいました。
手続きの為に必要な書類があったのですが、わたしはその書類を準備できません。
なのでわたしは、「こういう事情で書類を準備できないんですがどうしたらいいですか?」と質問しました。
窓口の方は、もう一度最初から丁寧に同じことを説明してくれました。
う〜ん、わたしが聞きたいのはその説明ではなくて、“わたしの場合はどうしたらいいのか?”なんですよね。
レッスンでも同様のことがいえます
同じことを同じようにお伝えしても、受取り手によって同じように伝わりません。
受講生さんが10人いた場合、全員同じ伝え方で理解できるか、といえば理解できない方もいるのです。
その場合に、何度も同じことを繰り返し言っているだけでは、受講生さんは理解できません。
- この方はどの部分が理解できないのか
- こちらの説明がどのように理解されているのか
- どういう言い方ををすれば伝わりやすいのか
などを考えて、その方に合わせた伝え方をするということが必要になってきます。
通り一遍、全員一律ではなく、その方お一人お一人に合わせて寄り添うということです。
それができる為には、頭と心を柔らかくすることと、自分で考えられる力が必要になってきます。
自分で考えることの大切さは、このシリーズの最初にお話ししました。
また、頭だけでなく心にも柔軟性を持ち、受講生さんお一人お一人にていねいに、そして心を込めて向き合ってレッスンをしましょう。
それができる講師さんは、きっと生徒さんから「先生大好き!」って想われてますよ^^
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