クラフトバンドの講師になるには資格は必要ですか?
「クラフトバンドの教室を開くのには、講師資格が要りますか?」
「クラフトバンドの講師になるには資格は必要ですか?」という質問をいただくことがあります。
わたしは、クラフトバンドの教室を開くために、特別な資格は必要ないと思っています。
クラフトバンドの講師資格とは?
資格には、民間資格と国家資格があります
ここでいう、“資格”とは、免許みたいなもの。
資格ブームで「資格が取れます!」という講座が、クラフトバンドに限らず様々な分野でたくさんありますが、そのほとんどは民間資格です。
民間資格と言うのは、企業や団体が認定するもので、その資格がないとその仕事に従事することができないという訳ではないんです。
これに対して、医師などの医療従事者や美容師、弁護士など国家試験に合格して免許を取得しないとその仕事につけないものを国家資格と言います。
国の法律に基づいている資格です。
(この説明はすごく簡単にしたものなので、ちゃんとした定義はご自分で確認してくださいね。)
では、クラフトバンド講師の資格は?
クラフトバンドの認定講師資格というのは、各団体が認定しているもので、民間資格です。
クラフトバンドの教室を開くには、何の資格も必要ないのです。
つまり、認定を受けないと教室を開けないということは、ありません。
クラフトバンドの講師になるのに必要なのは、資格ではないの?
クラフトバンド講師として教室を開くのに必要なのは資格ではありません。
教室を開いて運営していくのに必要なのは
- 技術
- オリジナル作品を考える力
- 自分で考える力
- マナー
- 発信力
などです。
これらについては、こちらでシリーズでお伝えしていますので読んでみてくださいね。
特に必要なのは、オリジナル作品を作れる力です。
レッスンや教室という形で、お金をいただいてクラフトバンドを教えるのに、市販の本などを使うことはできません。
- 図書館で借りた本をコピーして、生徒さんに渡してレッスンをする
- 自分で買った本をコピーして生徒さんに渡してレッスンをする
- コピーはしないけど、本にのっている作品をレッスンで作る
これらは全て違法行為になります。
知らないではすまないし、金額の大小は関係ないです。
協会によっては、協会員は使ってもいいという本やレシピがありますが、基本的に市販されている本を使って、誰かに教えることはできません。
資格は必要ない、オリジナル作品が作れれば大丈夫、とわかった。
とは言え、どこまでの技術が必要なのか?、どうやったらお教室を開けるのか? など、不安は尽きないと思います。
不安な方は、講師資格を取られるのがいいと思います。
クラフトバンド講師の認定資格、どうやって選ぶ?
認定講師資格はいろいろな団体がありますので、ご自身に合ったところを選ぶことが大切です。
2、3日で取れてしまう認定というのは、やはり不安があると思います。
また、クラフトバンドに限らず、ですが、認定講師資格を出すまでしか面倒を見てもらえない、つまり認定講師になった後は、自分の力でやってかなければならない、という団体も多いです。
講座の料金の他に、認定料、年会費などが必要かどうか、というのも気になるところですよね。
長くきちんとした教室として運営していきたいのなら、認定までに何をどれだけ学べるか、資格取得後のサポート体制はどうなっているのか、ということまで考えたほうがいいと思います。
(一社)日本紙バンドクラフト協会の認定講師講座(トリリアムメソッド(R)アカデミー)は、対面レッスンにこだわって、基礎から丁寧に、作り方から教え方まで、約1年半の時間をかけて学びます。
そのため手軽に資格だけ欲しいという方には向いていません。
誠実に物事に向き合い、人として自立した大人の方に受講していただきたいと思っています。
また、認定講師の数を増やすこと、協会側がお金を儲けることが目的ではありません。
きちんとした技術を持った、生徒さんから信頼される講師を育てることを目的としています。
そのため、わたしが持っているクラフトバンドの技術は、出し惜しみなく全てお伝えするのはもちろん、お教室の開講後も全力でサポートさせていただいています。
いつかクラフトバンドの先生になりたいなぁ、という方のために
クラフトバンドの先生になるために知っておくといいことを、メールレターにしました。
読んでみてくださいね。