ライセンスに頼らず波網代編みのオリジナル作品を作る力がアップする学びの場【オリジナル作品研究部レポ】
こんにちは。一般社団法人日本紙バンドクラフト協会代表理事 村上秀美です。
かわいい紙バンド作品を“かんたん♪ シンプル”な編み方で作る方法をお伝えしています。
紙バンドの先生にとって一番大切なことは、オリジナル作品を作れること。
今は、ライセンス制度を作っている方もいらっしゃるので、そういうところからレシピを購入してレッスンをすることもできます。
でも、自分のオリジナル作品を作れる先生と、ライセンス制度に頼っている先生では、力の差は当然ながら歴然です。
とはいえ、自分一人でオリジナル作品を作るのは、なかなかうまくいかず、ハードルが高いですよね。
なので、弊協会では希望する認定講師さんにオリジナル作品の作り方セミナーやオンラインのサロンでサポートをしています。
先日、オンラインのサロン“オリジナル作品研究部”がありました。

今回の課題は波網代編み。
側面がカーブした模様に見える編み方です。
網代編みは、立ち上がっているバンドの本数に法則があります。
それを知らずに大きさだけで考えると、側面を編んだ時に「あれ?おかしい」となってしまいます。
前回のオンラインレッスンの終わりに、そんなカットサイズの考え方の基本をお伝えして、宿題でカットサイズを考えてきてもらいました。
今回はそれを確認後、実際に作っていきます。

リアルタイムで参加してくださった方は、どちらかというとまだ経験が少ない講師さん達。
底の作り方は2種類あるのですが、「どちらで作ると、どうなるか」ということをお伝えして、どちらで作るかをご自身で決めていただきました。
お一人は最初、簡単な作り方で作ろうと考えていたようです。
でも、話を聞いて、お二人とも、あえて簡単ではない方を選ばれましたよ。
ちゃんとそこには理由があるんですよね^^
でもそれを知らないと、簡単にできる方を選んでしまっていたかも。
もちろん、どちらがいいのかを自分で経験して1つ1つ学んでいくという形でもいいと思います。
わたしはそれでやってきました。
でもそれって、すごくすご〜く時間がかかるんですよね。
自分で気づけるまでの長い時間、あまりよくないことをいいと思ってやり続けてしまう可能性もあります。
そうならないために、わたしの経験から得た知識はできる限り認定講師さん達にお伝えさせていただいています。
知識として知っておくことで、また考え方がわかることで、腑に落ちて、実力がアップするスピードは早くなると思うので。

また、作りながら、レッスンの進め方などの相談も受けています。
普段、認定講師さん達はわたしから、認定講師となるためのレッスンを受けています。
でも、認定講師となるためのレッスンと、認定講師になって、趣味で紙バンドを楽しみたい方にお伝えするレッスンは、実は違いがあるんです。
なので、わたしが趣味でお教室に通ってくださっている方へのレッスンをどんなふうにしているのかをお伝えしました。
直接、わたしの趣味のお教室のレッスンを経験している方は、それをそのまま受け継いで、あまり苦労なくレッスンをされているようです。
そんなこともあって、今回はレッスンで使うバンドの色の選び方の話から、けっこう濃い話ができたんじゃないのかな。

技術を身につけて認定講師となれば、卒業、でも全くかまいません。
でも、こうやって学び続ける姿勢を持っている方々は、確実に伸びていきます。
そういう方々を、わたしは全力で応援させていただいています。