エコクラフトバンドの講師としてお教室を運営していくのに必要なこと 2

先日、ある認定講師さんと話をしていて、ドタキャンの話になりました。

体調不良でのドタキャン・・・それは仕方のないことだと思います。

でも、もし自分が紙バンドの講師になりたいと思って、レッスンを受けているのなら、レッスンをドタキャンするということは、どういうことかということも考えたほうがいいし

体調管理も、講師の仕事の一部であるとわたしは考えます。

そんなことから、紙バンド講師になって、教室を運営していくのに必要なことはどんなことなのか、をお伝えしていこうと思います。

その1:自分で調べる、考える力

作品のクオリティが低いなど技術的な問題はクリアできているという前提でお話しします。

技術がなくてももちろんレッスンをすることは可能ですが、教えることでお代をいただく講師という仕事をするのなら、最低限の技術は身につけておく必要があるとわたしは考えます。

その2:本質を忘れないこと

本質ってなんでしょう?

デジタル大辞泉によると

 物事の根本的な性質・要素。そのものの、本来の姿。
 哲学で、存在するものの基底・本性をなすもの。
㋐偶有性に対立し、事物に内属する不変の性質。
㋑実存に対立し、そのもののなんであるかを規定し、その本性を構成するもの。
 論理学で、思惟の対象を定義する諸限定。類・種のごとき普遍をさす。

と、書いてありました。

物事の根本的な性質・要素、そのものとして一番大事な部分、ということになりそうですね。

それでは、わたしたちエコクラフトバンドの講師の本質というのはなんでしょうか?

わたしが考える紙バンドの講師の本質は、紙バンドの楽しさを多くの方に知ってもらうこと。

そして、お教室という、職場でもない、ご近所さんでも、ママ友のおつきあいでもない場で心から楽しんでいただくことで、ストレスやモヤモヤした気持ちを発散したり

作品を作ることで、達成感や満足感、自己肯定感を感じていただき、その方の人生を豊かにするお手伝いをすることではないのかな、と思っています。

ということは、常に生徒さんのことを思っている、生徒さんの方を向いていることが大切なことではないのでしょうか?

エコクラフトバンド東京教室

生徒さんが

  • どんなことに困っているのか
  • どんなことを求めているのか

と、レッスン中に生徒さんの方を向いていることは当然ですが

レッスン中以外にも

  • 生徒さんが作りたいと思うものはどんなものなのか
  • 新しいことは生徒さんが望んでいることなのか

と、常に生徒さんのことを思って、生徒さんの気持ちを基準にして行動をすることが大切です。

生徒さんの方を向いていない講師がやりがちなこと

一見、生徒さんのことを思ってるような感じがしますが、実は違うことの代表例として、“新しいことに飛びつく”ということがあります。

すでに、講師の仕事を数年やっていて、生徒さん達のレベルもだんだん上がってきた。

自分が新しいことを学び、ステップアップすることで、生徒さん達のステップアップにつながるという場合は、生徒さんの方を向いている学びになります。

ところが、教室もまだ開いていなかったり、生徒さんもまだまだ初心者ばかりという状態にもかかわらず、次から次へと新しい編み方を習ったり、編み方自体を知っていても、なにか講習会があると参加する、ということをされる方がいます。

これは、ただその方が、自分の知りたい、学びたいという欲求を満たすものであって、全く生徒さんの方を向いていません。

将来、生徒さんに教えられる、と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、生徒さんはそれを編むこと、作ることを本当に望んでいるでしょうか?

まだ、どんな方が生徒としてきてくださるのかもわからないし、生徒さんがやりたくない編み方があるかもしれません。

そういう視点で考えると、生徒さんの方を向いていないことに気づいていただけると思います。

エコクラフトバンド講師としての本質を忘れないようにするために

エコクラフトバンド以外のことでも、世の中はどんどん新しいものが出てきて、どんどん変化していきます。

もちろん、それに対応をしていくことも必要ですが

みんながやってるから、変わっていくもの、新しいことに追いついていかないと・・・と焦って、周りに惑わされて、本当に大切なことを見失ってしまう。

こんな方も多く見られます。

自分の軸、自分が大切にすべきものがわかっていないとそうなりがちです。

新しいことは、本当に自分にとって必要なことなのか、それをやることで生徒さんに何をあたえて差し上げられるのか、こういうことを冷静に、地に足をつけて考えることをクセづけられると、紙バンド講師としての本質を忘れることが少なくなるのではないかな、と思います。

そして、本質を見失わない講師さんの元には、自然と生徒さんが集まっています。

その3:一人一人に寄り添う気持ち