できあがりの数値にこだわるより大切なこと

こんにちは。
一般社団法人日本紙バンドクラフト協会代表理事 村上秀美です。
かわいい紙バンド作品を“かんたん♪ シンプル”な編み方で作る方法をお伝えしています。
みなさんは、本などを見て作品を作る時、完成作品のサイズは気になりますか?
もちろん、どれぐらいのものができるのか、という意味で気になると思います。
そういう意味で気にされるのはいいと思うのですが、実は気にしない方がいいこともあります。
通信講座を受講中のMさんとのやりとりから感じた完成品のサイズについて今日はお伝えしますね。
サイズ通りに完成しないとお悩みの方が、楽しく紙バンドを作るきっかけになるとうれしいです。

紙バンド【基礎の教科書】通信講座を受講中のMさん。
1つ目の課題を見せてくださった時に、少し詰めすぎなのが気になりました。
そのため、改善点をお伝えさせていただきました。
Mさんにもお伝えした参考になるページをみなさんもよかったら見てくださいね。
これをふまえて、Mさんは2作目を作ってくださったのですが、その時にこんなメッセージをくださいました。

出来上がりサイズが、底面は書いてある通りのサイズになったのですが、高さが5.5cmのところ5.0cmになっていました。
0.5cmもぎゅーぎゅーしすぎたのでしょうか。
通信講座のテキストには、参考サイズが書いてあります。
でも実はわたし、そのサイズを本当は表示したくなかったんです。
というのも、多くの方がMさんのように数字だけで正解を求めてしまうから。

それがいけないというわけではありません。
そうではなくて、紙バンド(ハンドメイド)に正解はないと思っています。
「5.5cmは正解で、5cmは不正解」ではないということ。
5.5cmも、5cmも正解なんです。
でも、数値が書いてあるとそれが正解だと思ってしまいますよね。
そしてそこから外れていると、自分の作品が不正解のように感じてしまいますよね。
それはとても残念なことだな、と思うんです。
この世に不正解の作品なんて、ないですもの!

とはいえ、やはり大きく基準の数値から外れてしまうのは、理由があります。
大切なのは、同じ数値にすることではなく、「どうして外れてしまったのか」という理由を考えることです。
わかりやすい原因は、紙バンドの太さ(幅)と編む人の手の強さ。
紙バンドは、きっちりした基準があるわけではないので、メーカーによって太さ(幅)が違います。
詳しくはこちらに書いてありますので、読んでみてくださいね。
もともとの幅が違えば、作った作品のできあがりの大きさも違ってきます。
また、同じ幅の紙バンドを使っても、その人の編み方(手の緩さ)でも大きさが変わってきます。
それを、【何cmに編めたら正解】とするのは、少し違うのではないのかな、とわたしは思っています。

お話を伺ったところ、Mさんの場合は
【縁始末の時に、側面をぎゅーぎゅー詰めているのではなく、縦ひもを引っ張りすぎている】
ため、高さが低くなってしまったのではないか、と考えられました。
それを、Mさんにお伝えしたところ
「先生に作っているところが見えているのでは?」
と、お返事をいただきました。

大丈夫^^見えてないですよ〜(笑)

紙バンドを作るときに大切なのは「出来上がりの大きさを数値に合わせることではなく、合わなかった理由を考える」こと。
合わなかった理由は、工程の論理を追っていけば、ちゃんと理解できるものです。
「論理」なんて言うと難しそうですが、要は「なぜそうなるか?」のこと。
「レシピ通りにやったのに!」とモヤモヤするのを卒業して、「あ、ここで引っ張っちゃったから短くなったんだ!」と理由を理解することが、紙バンドがもっと上達する一番の近道なんです。
Mさんも受講中の紙バンド【基礎の教科書】通信講座は、作る手順以外にきれいに仕上げるためのポイントをお伝えしています。
うまくいかないと感じるところは、なぜそうなったのか、そしてどう改善できるのかを、論理的にお伝えします。
きっちり数値を重視しなくても、満足できる作品を作れるようになりたい方におすすめです。







