エコクラフトバンド初心者さんに知っておいてほしいクラフトバンドの太さ(幅)と長さの関係
本の通りに紙バンドをカットして作ってみたら、長さが足りなかったという経験はありませんか?
何度計り直しても、長さはあってるのに・・・
それは、紙バンドの太さ(幅)が違うからかもしれません。
エコクラフトバンドの太さ(幅)って違うの?
エコクラフトバンドは、100円ショップ(100均)や手芸屋さん、ホームセンターなどの実店舗のほかネットショップで購入することができます。
ただ、注意しなければいけないのが、メーカーによって太さが違うということです。
メーカーによって違うだけならいいのですが、同じメーカーなのに、色によって太さが違うということもあるのです。
太さが違うっていうけど、私が持っているものは全部同じに感じるんだけど・・・
はい。そうなんです。
違うと言っても1mm前後の違いなんです。
実際に私の手元にある紙バンドの太さ(厚み)を測ってみました。
パッと見た感じでは、色の印象などが強いので、1mmのバンドの太さの違いまで気づく方は少ないのです。
エコクラフトバンド1本分1mmの違いがかごやバッグになると大きな違いに
紙バンドで作品作りをしたことがある方ならお分かりいただけると思いますが、かごやバッグを作る手順としてまずは底から作ります。
底を作るときは、こんなふうに紙バンドを何本か並べます。
上の写真では、9本の紙バンドが並んでいます。
ということは、紙バンド1本では1mmの違いだったのが、9本になると9倍となり、9mmつまり約1cmの違いになります。
そして、四角い底の周りを1周して編んでいくので、反対側の辺でも約1cmの違いが出てきます。
つまり、底を1周して編むのに、バンドの太さによっては約2cmも違いができてしまうのです。
実際に、受講生さんが編んでくださったものでどれくらいの違いが出るかを見てみてください。
左側の紺色がベースの作品は、紙バンドの幅が15mmのもの
右側の緑色がベースの作品は、紙バンドの幅が16mmのもの
で作ったそうです。
まず、高さが違います。
そして、右側のものの方が、横幅が小さく見えますよね。
これは、高さが高いのでそう見えるということもありますが、側面のバンドが足りなくなってしまったため、無理にひっぱって編んだからだと思います。
それは、両端の縦ひもがグシャっとしていることからも見てとれます。
側面を編むのに編みひもに十分な長さがなかったので、無理やりきつく編んでしまうと、このようになってしまいます。
本に出ているカットサイズは、何 cmのエコクラフトバンドを使っているの?
一般的に販売されている書籍に出ている作品に使われている紙バンドは14mmが多いです。
というのも、ハマナカ社のエコクラフト®️が14mmだからです。
なので、14mmよりも細いバンドの場合は、側面を編んでみると少し余ってしまうことが多いです。
余ってしまった場合はカットすればいいので、出来上がった作品が少し小さめになる以外、そんなに大きな問題はありません。
困るのは、太いバンドで編んだ場合、側面の編みひもが足りなくなってしまうことです。
側面を編むエコクラフトバンドが足りなくなってしまわないために
編んでみたら、足りない場合はどうしたらいいですか?
編んでみて足りない場合は、足りない部分をたすしか方法はありません。
無理やりひっぱってしまうと、残念なできあがりになってしまうので、オススメしません。
紙バンドを全部カットして準備して“さあ作ろう!”と作り始めたら、足りない〜となってしまったという方が多いと思います。
そんなふうにならないためには、どうしたらいいのでしょうか?
1:作る前に使う紙バンドの太さを確認する
まずは、自分が使っている紙バンドの太さを確認しましょう。
14mm以下でしたら、本などのカットサイズ通りにカットしても大丈夫です。
14mmよりも太い場合は、まず底になる部分のひものみカットしましょう。
2:底を作る
まずは、底の部分だけ作ります。
底ができたら縦ひもになる部分を立ち上げます。
その後、側面の1段目になるバンドを1本カットして、編んでみます。(試し編みをする)
試し編みをして、編みひもが足りなくならなければ、そのサイズで残りをカットします。
もし、足りなくなってしまった場合は、足りない長さを足して、残りをカットしましょう。
その時に、のりしろ分を余分に取ることを忘れないでくださいね。
3:側面を編む
足りる長さで側面を編むひもをカットしたら、側面を編んでいきます。
*ここまでの説明は、輪編みで編む場合の長さの調節の仕方です。
追いかけ編みで編む場合は、編みひもが足りなくなるまで編んでいき、足りなくなったところで、本体1周の長さを計り、必要段数をかけ算することでおおよその長さがわかります。
【中級者さん向け】 エコクラフトバンドの太さをを調節する方法
ここからは、中級者さん、もしくは底のサイズを本の通りに作りたい方に向けて説明します。
紙バンドの太さを確認して、太い場合、本などのレシピよりも細くバンドを割いて使います。
例えば、12本どりと本に書いてあっても、自分が使うバンドが14mmよりも太い場合は、11本どりに割いて使うということです。
ただ、これは元のバンドの太さや、レシピ(12本どりなのか、8本どりなのかなど)によって微妙に調節する必要がありますので、ご自身で太さを計って確認しながら、やってみてくださいね。
メーカーによって、紙バンドの太さ(幅)が違うことは、紙バンドを始めたばかりの頃は気づかないことが多いと思います。
足りなくなってしまうのは、紙バンドが太いせいかもしれないので、一度確認してみてくださいね。
日本紙バンドクラフト協会トリリアムメソッド(R)アカデミーは
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きれいに作るためのコツから教え方まで、基礎からていねいに学ぶので
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