うまく編めない原因は “木を見て森を見ず” かも
少しでも早くお手元に届くといいなぁ、と思いながら、本の発送のため、毎日郵便局へ行っています。
今日でひと段落かな^^
こんにちは。一般社団法人日本紙バンドクラフト協会代表理事 村上秀美です。
トリリアムメソッド (R)アカデミーアドバンスを終了後、受講を続けたい方のために研究科があります。
研究科は、わたしのレシピから作品を選んでもいいし、受講生さんご自身で “これを教えて欲しい” という課題を見つけて持ってきてもよく、レッスン内容はその方に決めていただいています。
認定講師さんになっても参加し続ける方が多く、他の認定講師さん達と情報交換をしたり、わたしがレッスンする様子を見たり、アカデミーの復習になったりとレッスン時間の中で、課題を作るだけでなく他にもたくさんのことを学んでくださっています。
そして、そんなふうに学び続けている認定講師さんたちは、たくさん生徒さんが集まっていて順調にお教室運営をされています。
先日の東京教室で、研究科にご参加くださったHさん。
こちらの本から、わたしの作品を選んでくださいました。
とは言っても、本を見てご自身で作るだけではありませんよ^^
材料の準備の段階から、よりやりやすい方法をお伝えしました。
そしてこの作品、細い紙バンドで編んでいるので、底から難しいんです。
そういうところもしっかりわたしが実際にやって、見ていただきました。
「あ〜、そうやれば楽にできるんですね。
やっぱり、こういうのは本だけじゃ無理ですよね〜。
自分一人で作ってたら、無理でした。」
と、Hさん。
そうですよね〜。
やっぱり対面で学ぶって、得られるものが大きいですね。
細いバンド、楕円底、模様編み・・・
側面も真っ直ぐ編むのが難しい作品です。
アカデミーでも、楕円底の側面をきれいに編む方法をお伝えしていますので、Hさんも一生懸命、ていねいに編んでいました。
でも、やっぱり難しかったようで、少しだけ中にすぼまってきてしまいました。
Hさんの編み方はていねいすぎる、つまり “木を見て森を見ず” な感じだったので、その部分と改善点をお伝えしました。
Hさんは
「動画でも、先生はそうやってますよね。
全体を見るって大切ですね。」
と、納得されたようで、その後はきれいに編み進められました。
トリリアムメソッド (R)アカデミーでは、基本となる編み方ときれいに編む方法をお伝えしていますが、それは本当に基本の部分。
バンドの太さが変わったりするだけでも難易度が上がるので、アカデミーで習ったことを腑に落とすまでしっかり復習して、いろいろな作品に挑戦することで、どんどん力がついていきます。
紙バンドに限らず ですが、基本をきちんと身につけた上で、さらに学び続けることって大切ですね。